人生、大丈夫。良くなるようにしかなっていない!

今も日々、人生の不安と闘っているまっただ中の自分が、自分を励ますことでその不安を遠ざけ、時には想定される最悪の事態を受け入れ、何とか前向きに今日まで生きてくるのに支えになった言葉や考え方を同じように苦しんでいる人の少しでも救いになればと紹介します。 不安と戦い、悩んでいる中で自分の内から湧き出た言葉の他、本やネットから拾って支えにした言葉もいっぱいあるけど、もはやいろいろ読み漁りすぎて出典元が明確でないので、その辺はなにとぞ大目にみてください。

人生は楽しむもの

死んだ後、三途の川のようなところでこう聞かれる。

「それでは聞く。人生を、どれほど楽しんできたか」

 (この記事は4分で読めます)

「人生を楽しむ」ための30法則

「人生を楽しむ」ための30法則

  • 作者:小林 正観
  • 発売日: 2008/08/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 この本は、不安でしかたない時に、なにか勇気づけてくれる本がないかいろいろと探している中で出会った一冊です。既存の事業がうまくいかなくなり、赤字を垂れ流していて、有効な手立てが浮かばず、どうしたらいいのか焦り、将来に悲観して後ろ向きになってしまっていた時に気持ちを楽にしてくれました。そんな言葉の数々を紹介します。

 

人生は楽しむもの

 

人生のテーマは「喜ばれる存在」であること

不平・不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言わないでいると、三ヶ月くらい、人のよっては半年ぐらいで頼まれごとが増えます。頼まれごとを好き嫌いを言わずにやっていくと、三年ぐらい経った時に、自分がある方向で動かされていることに気がつきます。どうも、こういう方向で自分が動かされているみたいだな、と認識をした瞬間を「立命」の瞬間といいます。その立命に気がついたら、後は考えないで、ただ「はい、はい」とやっていく、ということです。立命の後は何も考える必要がありません。

私たちは頼まれごとがきて、それを笑顔でやっていって生涯を終える、というのが、この世での使命、役割。「頼まれごと」=「喜ばれる存在であること」、それが私たちの人生の目的です。

 

自分が何かをやろうと決意をする必要はありません。流れが来るからです。逆に言えば、自分が何かやろうと決意して力んでいるうちは、何も流れてきていないのかもしれません。今やるべきことが目の前に存在しているなら、それを手を抜かずに感謝してやることで初めて、ちゃんとした次の仕事や役割が与えられるのだと思います。

 今おかれている状況に文句を言わずに黙々とやっている人に、神は微笑むようです。

 

神や宇宙が味方になった

f:id:kkcozy:20200501225857j:plain

photo credit: Ian D. Keating The Sun via photopin (license)

 

ある方程式、法則に則って生きている人は、その通りに神が応援、支援をくださるようなのです。その宇宙の法則とは。その人が好きな言葉を言っていると、その言葉を言いたくなるように現象を作ってくれる、ということです。

「嬉しい、楽しい、幸せ、大好き、愛してる、ありがとう、ついてる」という言葉を、1万回言ったとすると、その言葉が好きなのね、と神は思うらしい。

 

千の恵みと一つの悩み

営業職の人で「会社の売上を上げろと言われているのですが、どうしたら売上が上がりますか」「自営業を夫婦でやっているのですが、売上が去年に比べて右肩下がりで、思うよう全然売上が上がらない。どうしたらいいでしょうか」と聞く人がいます。私の答えは全部一緒です。

「目が見えますか。耳が聞こえますか。自分の足で歩けていますか。自分の口で食べられますか。自分の話す日本語をわかってくれる友人がいますか」「では、そのことに感謝したことがありますか」

売上を上げろ、ノルマとして営業成績を上げたい、ということだけを挙げて、今自分がどれほど恵まれているか、ということに感謝をすることが足りていない人が多い。気に入らない一点だけは宇宙に向かって一生懸命訴えかけるのですが、恵まれていることについては、まったく感謝をしていない。

「売上が上がらない、上がらない」と言っていた人が、「そうだ、私は感謝が足りませんでした」と言って、感謝を始めた途端に、何もしないのに売上が上がるのです。人間の努力などというものは、まったく関係がない世界です。九百九十九のことについて、幸せで喜びで感謝で、ということをやっていくと、この一つはクリアされる。悩み苦しみとは、実は気に入らないその一つ二つだけをピックアップして「何とかしろ」といっている状況のことです。これを悩みというのです。

たくさんいただいている九百九十九のことにまず手を合わせて感謝をしてみる、ということを提案しておきます。

神様を味方につけるということは、感謝をする、ということです。

そして、そのまま感謝だけをしていると、なぜかとんでもない事象が次から次へと降ってきます。

 たしかに、ついつい欠けているものにばかり目がいって不満を感じてしまうけど、恵まれている日常を当たり前に感じて感謝することを疎かにしがち。「足るを知る」とは、恵まれている自分にいかに感謝できるかということなのでしょう。お金がなかろうが、借金があろうが、五体満足な体があるだけでも挽回できる。手にしているものを数え上げたら、欠けているものなんてたかが知れている。

f:id:kkcozy:20200501230239j:plain

photo credit: REM Photo All I’m Offering Is The Truth via photopin (license)

 

目の前のことを大事にすれば、それだけで人生は成り立つ

 目の前の人を大事にし、目の前にあること、やるべきことを大事にしていく。それだけで実は人生は成り立っていきます。他のことを何も考える必要がない。どうしたら成功するかとか、どうしたらお金が儲かるか、ということを考える必要はない。そのことだけをやっていけば必ず、仕事として成り立つようになります。それを「念を入れて生きる」といいます。

 

「今日ただ今、この刹那を、念を入れて生きる」これだけを考えて生きればいい。

 

幸せは自分の心が決める

全ての現象は、辛くて悲しくて苦しい、ととらえることもできますが、私たちは考え方の訓練として、これを喜びとしてとらえることもできる。車がぶつかって、車が大破したけれども自分の体はかすり傷で済んだ、というときに、「どうして車が大破して廃車になってしまうんだ」という考え方と、「自分の体の代わりに車が壊れてくれたのだ。ありがたい」という考え方と、二通りあります。

現象がどうであっても、否定的に辛くとりたい方は、そのようにとります。前向きに肯定的にとりたい方はそのようにとります。自分にとって楽しく幸せに思えるほうのとらえ方を選べばいいのです。

不幸や悲劇、という現象が宇宙にあるのではなく、そう思う心があるだけ。全部自分が決めている。

「不幸という名の現象は存在していない。そう思う心があるだけ」

「幸福という名の現象も存在していない。そう思う心があるだけ」

いま、目の前にある現象が来たとする。この現象について私が、「あ、嫌なことだ、不快なことだ、イライラする」と思った瞬間にこれは嫌なこと、不快なことになります。では、「私」がそう思わなかったら、この現象はただ通り過ぎるだけのこと。

ある現象が次に来たとする。「あ、楽しい」と思ったとします。その瞬間にこれは楽しいことになります。「楽しい」と思わなかったら、これはただ通り過ぎるだけ。「私」が全部決めている、ということになります。幸も不幸も、勝ちも負けも、成功も失敗も、敵や味方も、全部自分が決めている。「私」がそう決めなければ、敵も味方も、成功も失敗も、勝ちも負けも、幸も不幸も全部宇宙には存在しないのです。全部ゼロ現象として存在している。そしてこの意味がわかると、私たちは悩み苦しみから100%解放される。

 

f:id:kkcozy:20200502052210j:plain

photo credit: Vicki's Nature Citrine forktails - in wheel via photopin (license)

 

そこから先は神の領域

自分の力で自分の人生を全部組み立てよう、というのではなく、ありとあらゆることが全部、自分以外の人たちの力によって成り立っていることに気がつくこと。

「人生には思い通りにならないこともたくさんあるけれども、そのときに落ち込んだり嘆いて悲しんだり、自分はダメだと思う必要はないよ。それを淡々と、自分の目の前の現象を受け入れて、笑顔で生きていく、ということが、人間の本当の強さというものみたいだよ」

本当に強いというのは、挫折をしても、失敗をしても、うちひしがれることがあっても、淡々とニコニコと生きていくこと。自分の思い通りにするのではなくて、目の前に起きた現象について「そういうこともあるよね」とニコニコしながら生きていくことが、本当に強い生き方なのかも知れません。

目の前に起きたことを「まあ、そういうこともあるよね」というとらえ方ができるようになると、とても楽です。

本当に人格が上がってくるというのは、その事故やトラブルなどの問題を問題と認識しなくなること。一喜一憂をしたり、良い悪いを決めるよりも、いろんな現象を面白がって喜んでいくほうが、人生は得なようです。

 

全部感謝を

うまくいかないと言っている人は、全部キーワードは一つ。「感謝が足りない」のです。全部に感謝してしまうと、宇宙や世の中が完全に変わります。でも、変えようと思って一生懸命やっているというのは、「今の状況が気に入らないぞ」ということなので、状況は変わりません。状況を変えるのではなくて、自分が変わる。

 

「楽しくて幸せな人生だったな」と感謝で死ねるかどうかが、人生のテーマ

 どんなことが起きても、それを「辛い、悲しい、つまらない、不平・不満、愚痴、泣き言、悪口、文句」という形でとらえるのではなく、最終的に棺桶に横になったときに、「ああ、いい人生だったな。楽しくて幸せな人生だったな」と感謝で死ねるかどうか。これが一回ごとの人生のテーマです。

そのときまでに、一回の人生ごとに、不幸や悲劇は存在しない、そう思う心があるだけだ、という心を作り上げて生を全うする、ということ。

f:id:kkcozy:20200502053228j:plain

photo credit: James Loesch Rainbow at 5:41 via photopin (license)

 

感謝すれば嬉しく、楽しい

地球上には何億種類の生物が存在しています。その何億もの生命の種類の中で、「感謝」という概念を使いこなすことのできる生物が人間です。

その権利を与えられた私たちは、ありとあらゆる現象を「感謝メガネ」という眼鏡を通して見てみると、人生が全部、嬉しく楽しいものになってしまいます。

そうすると人生がものすごく楽しくて幸せになります。人生でいろいろあったけれど、それも感謝という眼鏡を通してみたら全部感謝だよね、と言えるようになったときに、自分の人生が自分にとっていちばん楽になります。自分が楽に幸せに生きるためのアイテムとして、「幸せメガネ」「感謝メガネ」を神から与えられました。

結局、私たちは「感謝」という眼鏡を通してありとあらゆるものを見ると、それが不幸や悲劇ではなくて、実は感謝の元だった、ということに気がつきます。一つ一つのことを問題処理をして考えてみると、実は不幸や悲劇というものはなくて、全部自分がそのように決めつけていただけなんだ、だから「感謝」という名の眼鏡をかけて見ると、全部、感謝の対象になるのだということに気がつけばよい。

 

自分がいかに恵まれていて、自分がどれほど幸せな日々を生きているか、人生をどれだけ楽しんでいるか、必ずや、楽しく幸せな日々が待っています。

 

人生、大丈夫。良くなるようにしかなっていないんだよ。

 

「人生を楽しむ」ための30法則

「人生を楽しむ」ための30法則

  • 作者:小林 正観
  • 発売日: 2008/08/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)